大阪家族殺傷事件、容疑2少年を鑑定留置


大阪家族殺傷事件の容疑者、男子大学生と女子高校生に対し、鑑定留置の開始が決定されました(Yahoo News )。
鑑定人1名も選任されたようです(Yahoo News )。

この2人には以前簡易鑑定で「人格障害」の鑑定結果が出されています。今回行われる鑑定は正式鑑定というものになります(詳しくはこのページを参照してください。3種類の精神鑑定 )。

確かに簡易鑑定の結果には疑問というか、物足りない感じもあるにはあるのですが…。このケースについて正式鑑定を行うことにそれ以上の意味があるのでしょうか。責任能力の有無に関しては簡易鑑定でほぼ決着はついているように思われます。それ以上の精神医学的な関与を必要とするのか疑問です。いったい精神医学は司法から何を期待されているのでしょうか。前にも書きましたが病気らしい病気から離れれば離れるほど、医学の方法論は力を失います。このケースも「とっても病気らしい」とは思われないのですが。通常の司法による調査で十分なのではないかと思います。

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Posted: 木 - 12月 11, 2003 at 10:20 午後       |

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