寝屋川教職員殺傷事件、加害少年の本鑑定実施へ


2005.3.4、大阪地裁は、大阪地検より請求のあった寝屋川教職員殺傷事件の加害少年に対する鑑定留置を承認しました。これにより加害少年に対する本鑑定が開始されることとなります(Yahoo News )。鑑定留置の期間は2005.5.11までとなります。

先日の簡易精神鑑定で責任能力ありの一応の結論は出ていましたが、検察はさらに詳細な精神医学的検討が必要であると考えたようです。記事にもあるように、こうした事件の際に検察側から鑑定が請求されることは珍しいように思います。この事件はどこかの段階で、きちんと本鑑定をすることが必要であるとは考えていましたが、この時点で行われることになったのは少し意外でした。
あとは実力のある児童精神科医によって、充実した鑑定がなされることを期待するのみです。

関連過去記事
寝屋川教職員殺傷事件　地裁判決 (2006.10.22)
寝屋川教職員殺傷事件　被告人質問と両親の証言 (2006.7.21)
寝屋川教職員殺傷事件、鑑定書の内容 (2006.6.3)
寝屋川教職員殺傷事件、加害少年の検察官送致決定 (2005.8.5)
寝屋川教職員殺傷事件、加害少年は家裁送致に (2005.6.15)
寝屋川教職員殺傷事件、加害少年の本鑑定実施へ (2005.3.5)
寝屋川教職員殺傷事件、加害少年の簡易鑑定結果 (2005.3.3)

Posted: 土 - 3月 5, 2005 at 12:27 午前       |

©