公開謝罪


長崎の幼児誘拐殺人事件の被害者の遺族が加害少年の両親に対して、「公の場での肉声の謝罪」を求めているそうです。（Yahoo ）
気持ちはわかる気もしますが…「公の場」の意味を考えてしまいます。

ご遺族が加害少年の両親の謝罪、手紙ではなく肉声の謝罪を求める気持ちはわかる気がします。
でもなぜ「公の場」なのでしょうか。密かに直接面会し、謝罪をうけるのではいけないのでしょうか。

ご遺族がどのような意図で「公の場」での謝罪を求めていらっしゃるのかわかりませんが、その真意が伝わらないと鴻池大臣の「市中引き回し」発言 と同じ意図だと理解されてしまう余地があるように思われます。

さらに言えば現在加害児童の精神鑑定が行われている段階であり、なんらかの精神疾患や発達障害があったと鑑定される可能性もあります。そうだとすると「謝罪」ということ自体が事件の性質になじまないかもしれません。加害少年の両親もある種の被害者、といって語弊があれば不運な人のようにも思われてなりません。

僕が職業柄何人かの「加害少年」の親御さんに会っているせいで、こんなことを考えてしまうのかも知れませんが。

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Posted: 金 - 9月 12, 2003 at 12:42 午前       |

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