学校見学時の校長の対応


愛知県知多市の小学校で、学校見学の際に校長が、母児の同席しているところで、同校への就学を断る発言をしていました。知多市教育委員会は、対応が不適切であったとして、校長に口頭で指導をしました。
校長、自閉症児の入学を拒否　本人前に「この子では無理」 (中日新聞)
自閉症児の面前で就学断る　愛知・知多市の小学校校長 (MSN産経ニュース)
自閉症児：入学相談に旭北小校長「無理」　知多市教育長が注意　／愛知 (毎日JP)

この件に関する校長の手続き的な落ち度は明らかです。
戸谷教育長は「父親は校長の発言を『養護学校に行くべきだ』と受け止めている。相談の段階で決定と受け取られるような発言は配慮に欠ける」と話している。
（自閉症児：入学相談に旭北小校長「無理」　知多市教育長が注意　／愛知 毎日JPより）

就学指導委員会での検討を経ずにこのような発言をしたこと、またそれが児の同席の場所でなされたことについては、非難されて当然でしょう。つまり発言の形式についての落ち度です。

一方で校長の発言の内容については、また検討の余地はありそうです。実際にどのような表現がなされたのかについては、報道のみからではうかがい知れませんが、発言の主旨としては、就学相談、就学指導のどこかの段階で、家族に伝えられることが十分にありそうな内容です。

このあたり、就学指導委員会を廃止した東松山市の現状がどのようになっているのか、とても興味があるのですが、現状などについての報告、コメントなどが、ウェブ上で少し探しても見つかりませんでした。どなたかこの件について、情報をお持ちではないでしょうか。とは言っても、少なくとも結果らしきものがわかるには少なくとも6年はかかるはずなので、まだ情報がないのは当然かもしれませんが。

関連過去記事
東松山市の就学指導委員会廃止　続報 (2007.6.13)
東松山市の英断？ (2007.5.31)

Posted: 土 - 10月 4, 2008 at 05:45 午後       |

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