所沢小学生暴行事件のその後


2004年1月、埼玉県所沢市で小学生を殴ったとして暴行罪で起訴された男性について、埼玉地裁所沢支部は被告が自閉症であることを理由に公判停止を決めました。これに対し弁護団は、訴訟能力が回復する可能性はないとして、免訴か公訴棄却を求め、東京高裁に抗告していました。その後、どうなったか報道なども見つけられず気になっていたのですが、法政大学の佐藤彰一先生のブログに、その後の経過が掲載されていました。
所沢児童連続殴打事件 (satosholog)

結局、東京高裁への抗告は棄却、その後最高裁に特別抗告されたようですが、それも棄却されたようです。

この事件については、以前のエントリで少し詳しくお伝えしました。興味のある方はぜひこちらをご覧下さい。
所沢小学生暴行事件　自閉症を理由に初の公判停止 (2006.10.30)

佐藤幹夫氏によるこの裁判の傍聴記もぜひお読みいただければと思います（satoshologからも上の記事からもリンクされています）。
取材雑記帳 (編集工房・樹が陣営 )

公判停止の処分は、被告の生活に大きな障害となっていたようです。最高裁までその判断が維持されたようで、大変残念に思います。

Posted: 日 - 10月 7, 2007 at 01:19 午前       |

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