その中で医師は、少年の精神状態について「精神疾患の状態にはない」として、心神喪失などの可能性を否定。軽度の精神障害は見られるものの、責任能力はあると判断した。
（会津若松・母親殺害　医師「責任能力ある」精神鑑定終了 河北新報ニュースより）

少年の精神状態を調べていた鑑定医が「明らかな精神疾患はない」と診断していることが２８日、関係者の話でわかった。

この診断を踏まえ、福島地検会津若松支部は「刑事責任能力がある」として、「刑事処分相当」との意見書を付けて家庭裁判所に少年を送致する方針。

鑑定医が面接や心理テストを行ったところ、少年は、殺人について得意げに話すなど嗜好（しこう）に偏りが見られたほか、ストレスに弱く、人格に未熟な部分があることが分かった。
（福島の母親殺害、少年の鑑定医診断は「精神疾患なし」 YOMIURI ONLINEより）

福島地検は少年の鑑定結果について「軽度の精神障害はみられるが、（明らかな）精神障害の状態ではない」と説明。これまでの調べから「学校に行かなくなり、教室で浮いた存在となったことや、特異な分野の本やウェブサイトに没頭したことが相まって犯行に及んだ」と母親殺害に至った経緯を推測している。
（若松母親殺害の少年を猪苗代署に移送 福島民友ニュースより）

関係者によると、精神鑑定は、精神科医が少年に医学検査や心理テストを実施したほか、成育歴などを調査。殺人願望を持つことなどが判明したが、精神疾患や発達障害はなかったとされる。このため、同支部は少年に責任能力があると判断したとみられる。
（少年の鑑定「精神疾患なし」/若松の高３母親殺害 福島民友ニュースより）

弁護側として精神鑑定を請求するかどうかは「鑑定結果を見てから検討する」との考えを示した。
（会津若松・母親殺害　医師「責任能力ある」精神鑑定終了 河北新報ニュースより）