全抗うつ剤に警告表示指示　子供に自殺の恐れ、米当局


このブログをお読みの方には、既にお知らせ した内容ですが、新聞各紙に記事が掲載されています。
全抗うつ剤に警告表示指示　子供に自殺の恐れ、米当局 (北海道新聞)
抗うつ剤プロザックに自殺誘う恐れ…米政府が警告 (Yomiuri On-line)

各紙ともセンセーショナルな見出しですが、全体の流れからすれば、むしろこの米FDAの指示のポイントは、イギリスや日本のようにSSRIの小児うつ病への使用を禁忌とせず、警告にとどめたことにあります。週刊誌などにも取り上げられるようで、過剰反応が懸念されますが、冷静な判断の求められるところだと思います。

それぞれの記事に関して一言。

北海道新聞の見出しの「全抗うつ薬」は誤りです。今回警告が出たのはSSRI、SNRIと言われる比較的新しい抗うつ薬に関してです。従来型の抗うつ薬にはあてはまりません。
(今回の勧告は「全ての抗うつ薬」対象になっています。つまり従来型の抗うつ薬にも適用されます。2004.10.29 訂正)

読売新聞の方は、なぜ日本では発売されていないプロザックが見出しに使われているのか、少し理解に苦しみます。どうせ名前を出すなら日本でも発売されているパキシルなどを持ってきた方が適切だと思われます。あるいは必要以上の騒動を引き起こさない様にしようという配慮なのでしょうか？

興味のある方はぜひこちらの記事もお読みください。
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Posted: 月 - 10月 18, 2004 at 12:30 午後       |

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