児童精神科専門病院　入院中の女児が浴槽で溺死


国内最大規模の児童精神科病院である東京都立梅ヶ丘病院 で、2005年4月1日、入院中の８歳の女児が、入浴中浴槽で溺死するという事故が起こってしまいました。
Yahoo News（共同通信 、読売新聞 、毎日新聞 ）。

なんとも残念な事故です。なんらかの疾患が基盤にある事故なのか、もっと単純な事故なのかわかりません。防ぎ得た事故であるのは確かだとは思いますが…。事故の起こった病院が梅ヶ丘であるということも、大きな衝撃です。

本来は看護師と保育士が２人で、入浴の介助にあたる予定であったのが、患児らの希望で、入浴の開始時間が早めたため、介助者が一人になってしまったこと。その介助者であった保育士が、病棟内の行事（新入院者の紹介）に参加するために、浴室からはなれてしまったこと。病院側も認めているように、これらが原因であることは明らかで、弁解の余地はありません…。が、それにしても皆にとって、「なんと不運な」と思う気持ちがわいてきます。

８歳の子どもであれば、発達の程度や病態次第では、生活技術の獲得のため、あえて介助なしで入浴させるという選択は、あると思います。それでも浴場の入り口で待機するなどの、準備は必要とされるのでしょう。他山の石ではないですが、我々も改めて、業務の手順を確認する必要はありそうです。

Posted: 火 - 4月 5, 2005 at 12:25 午前       |

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