A Forward-looking Child Psychiatrist をご覧の皆様へ

　平素より大変お世話になります。リクルート案内を掲載させていただきます。平成22年10月より杉山登志郎先生がお見えになり、また平成23年秋には精神科病床に生まれ変わった新病棟も設立される、将来性のある病院です。新病棟設立・診療規模拡大にあたり、児童精神科医を募集しています。ご興味がお有りの先生がいらっしゃいましたら、ご連絡をお願い申し上げます。

【連絡先】
〒434－8511　静岡県浜松市浜北区於呂4201-2
独立行政法人国立病院機構天竜病院　精神科医長　藤田 梓
　　　　 TEL　053－583-3111 FAX 053-583-3664　MAIL　azusas＠e-mail.jp

【独立行政法人国立病院機構天竜病院　児童精神科医　募集案内】
天竜病院は1940年に日本で2番目の結核療養所として創設されました。所在地ですが、政令指定都市である浜松市（人口80万人）の北部に位置しています。浜松市だけでなく、静岡県西部、愛知県東部の人口120万人程度をカバーしています。当院の特色として、自然豊かであることが挙げられます。春は桜で満開になり、夏は蝉の声が賑やかになり、天竜川のほとりの花火が見事に見られます。このように、四季折々の風景が楽しめるのも特色の一つです。

1979年より隣接する県立天竜特別支援学校（病弱）と連携し、児童思春期の子どもたちの診察を行ってきました。かつては心身症が多かったのですが、現在は発達障害とその二次障害、虐待が増えてきているため、学校や児童相談所・施設とも連携をとりながら診療を行っています。また統合失調症や気分障害、小児科へコンサルトしながら摂食障害の子供たちも積極的に治療をしています。

現在、精神科医4名（精神科経験年数1年～9年）、心理3名（常勤1名、非常勤2名）、精神保健福祉士（1名）が診療に従事し、入院および外来診療を行っています。入院の50床は一般病床ですので、開放病棟での入院の同意が可能なこどもを対象とし、小学校低学年～高校生まで入院しています。閉鎖病棟での治療が必要であるような暴力、自殺企図が切迫する場合には転院としています。看護スタッフもとても意欲的で、難しい患者の治療にも一緒に取り組んでくれています。一方外来ですが、平成21年度外来（医師3名）は新患334名、再診7068名でした。現在初診を18歳以下に制限し、原則児童思春期のみ対象としています。外来診察室も精神科用に6部屋確保しており、充実しています。

その他、当院の特色として周辺の森林環境を生かし、森林療法を行っています。開放的な環境下では衝動性の高い子どもたちの易怒性や対人関係の問題も減り、診察室とはまた違った姿もみられ、治療的だと考えています。

　平成22年10月には杉山登志郎先生を浜松医大児童青年期精神医学講座の教授としてお迎えし、天竜病院を診療の場としていただく予定でいます。そして、若手児童精神科医の育成にもご尽力いただく予定です。また、平成23年秋には精神科病床に生まれかわった新病棟（50床）が設立される予定です。保護室のある閉鎖病棟（29床）、開放病棟（21床）を有するため、ますます診療の幅が拡がることが期待されます。

　他科からも精神科は期待されており、いろいろな面で優遇していただいています。医局もアットホームな雰囲気で、身体疾患のコンサルトがスムーズなのでとても安心です。総合病院ですが、精神科は原則全館当直を免除していただいているので、夜間および週末の精神科待機のみとなります。

　現在、若手4名の医師で日々奮闘しております。新病棟設立・診療拡大にあたり、10年程度の経験豊富な医師と若手の医師を若干名募集しています。とても働きやすい職場です。ご興味のある先生はご連絡のほどよろしくお願い申し上げます。