名古屋市立病院　思春期外来構想


名古屋市が平成22年度に開院を計画している、西部医療センター中央病院（仮称）に、思春期外来の設置が計画されているようです。
西部医療センター中央病院（仮称）は、名古屋市が「保健・医療・福祉の総合的エリア」として計画しているクオリティライフ２１城北の中核的施設です。
クオリティライフ２１城北の概要　西部医療センター中央病院（仮称）の概要 (名古屋市 2008年8月 PDF)
クオリティライフ２１城北　全体構想 (名古屋市 2004年11月 PDF)

2004年の資料の中には、子どものこころの診療についての構想が記載されています。
こころの診療
・親の育児に対する不安や幼児から学童、思春期に至るまでの親子のこころの問題に対する精神科と小児科の一体的な取り組み ・親による子どもへの虐待、子どものひきこもりなど、今日の社会問題に対して、日常の診療を支援の場とする小児医療の積極的なアプローチ

その後に出された2008年の資料には精神科についての記載が見あたらなかったので、この構想はなくなったのかと思っていたのですが、2008年11月22日の中日新聞に次のような記事がありました。（Web上には記事は見つかりませんでした。）
「思春期外来」11年度設置
長谷川由美子氏（公明）は心身が急激に発達する中高生が、不登校や摂食障害、性感染症など、多様な問題を抱えるケースが増えたと指摘。青少年が受診しやすい窓口を設けるよう求めた。
市側は2011年度にクオリティライフ２１城北（北区）内に開設する西武医療センター中央病院に「思春期外来」を設置する考えを明らかに。小児科や産婦人科、精神科などの医師や臨床心理士らがチームで治療に当たるとした。

僕の聞きおよぶ範囲では、これまでに名古屋市内には、このような診療科を横断して機能している思春期医療の窓口はなかったように思います。この構想の実現が楽しみですね。

Posted: 月 - 11月 24, 2008 at 09:05 午後       |

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