児童精神科病床設置促進のための医療計画


2004.9.2、社会保障審議会障害者部会から「精神保健医療福祉のビジョン」が発表されました。
そのなかで児童精神科病床は高いニーズがあるにもかかわらず、設置が進まないことから、医療法上の医療計画の扱いを検討することになりました(e-らぽーる の中のMMSニュース54号 )。

医療法上の医療計画とは、おおざっぱに言えば全国を細かく医療圏にわけ、それぞれに適切な数の病床を割り振り、それ以上は作らせないとするものです。つまり病床を新たに増やしたいと思っても、その地域の計画病床数に空きがなければ作れないということになります。これは国民医療費抑制策の一環と考えられます。
この「ビジョン」が言っているのはおそらく、児童精神科病床をこの医療計画の対象外とし、計画病床に余地がなくても作れるようにするということだと思います。
これ自体好ましいことだとは思いますが…。もしどんどん病床ができたとしても誰が診るんだろう、という疑問が湧いてきます。

Posted: 月 - 10月 4, 2004 at 10:19 午前       |

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