自閉症、保健師の６割が理解不足


日本自閉症協会 は、乳幼児健診に関わっている保健師の約65%が、自閉症の症状について正しく理解していないとする調査結果を発表しました(Yahoo News 産経新聞 )。

この結果は実感とそれほど離れたものではありません。研修などの更なる充実が必要なのはもちろんです。ただ典型的な自閉症に関しては、ある程度理解は進んできているようにも思います。より広く広汎性発達障害全体を考えたとき、特に比較的言語発達のよいケースに関する保健師の知識や理解は、さらに乏しいもののようにも思われます。

またこの問題に関しては、全体的な理解の不十分さももちろん問題ですが、より深刻なのは地域差ではないか、とも思います。僕自身の関わっているエリアでも、その中で地域によって健診による広汎性発達障害の補足率に高低があるように思います。全国レベルで見れば、都道府県による差は思ったより大きいのではないでしょうか。もし引き続き調査が行われるのであれば、そうした観点でも見ていく必要があると思います。

Posted: 火 - 5月 10, 2005 at 11:33 午後       |

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