鹿児島タクシー運転手殺害事件　被疑少年を検察官送致


2008年4月22日、鹿児島県でタクシー運転手が殺害された事件で、殺人などの非行事実で札幌家裁に送致されていた19歳の少年に対し、家裁は検察官への送致（逆送）を決定しました。
１９歳自衛官を検察官送致＝責任能力認定－鹿児島タクシー運転手殺人・札幌家裁 (時事ドットコム)
陸自少年を検察官送致  鹿児島の運転手殺害で (共同通信 47NEWS)
鹿児島タクシー運転手刺殺事件：家裁送致の少年を検察官送致 (毎日jp)

少年は鹿児島地検での簡易精神鑑定で「刑事責任能力がある」とされ、その後札幌家裁に送致。鑑定留置が開始され精神鑑定がなされていました。
１９歳自衛官を札幌へ移送　鹿児島のタクシー運転手殺人 - mediajam

正式鑑定の結果は詳細には報道されていませんが、
内容は明らかにされていないが、関係者は「責任能力はおおむね備わっていると受け取れる」としている。
（責任能力「おおむねある」　タクシー運転手殺害の陸自少年 MSN産経ニュースより）

今回の報道ではもう一歩踏み込んだ内容が伝えられています。
裁判長は、１士の「（他者の感情を理解する）共感能力の障害」などを指摘したが、「抑止力はおおむね備わっていた」として、責任能力を認定。１士の年齢、反省状況などから、「少年院送致などの刑事処分以外の措置を選択することが相当であるとは認められない」と結論付けた。
（１９歳自衛官を検察官送致＝責任能力認定－鹿児島タクシー運転手殺人・札幌家裁 時事ドットコムより）

何度も出てくる「おおむね」のあたりは、今後どのように評価されていくのでしょうか。

Posted: 日 - 10月 12, 2008 at 09:02 午前       |

©