妊娠中のパキシル服用で先天異常が増加する


アメリカの製薬会社GlaxsoSmithKlein は妊娠初期にパキシル（一般名パロキセチン）を服用した際の先天異常の発生率が、他の抗うつ薬より高い可能性があるとして、添付文書を改訂しました(Yahoo News 共同通信 )。

関連リンク
FDA MedWatch - 2005 Safety Information Alerts
Dear Healthcare Professional Leter- GlaxoSmithKline (PDF)

日本のグラクソ・スミスクラインのサイト にはまだ情報はないようです(2005.9.28現在)。

GlaxoSmithKleinの文書によると、妊娠の最初の３ヶ月間にパキシルを服用した場合、他の抗うつ薬を服用した場合に比べて、先天異常の発生する確率が高くなり（オッズ比 2.20）、心血管系の先天異常の発生率も高くなる（オッズ比2.08）としています。このため妊婦への投与に当たっては、利益とリスクを比較し慎重に投与することを勧めています。

ただしパキシルなどのSSRIの服用を急速に中止することは思わぬ症状の増悪、出現につながることがあるため、その場合には必ず主治医と相談した後に、漸減、中止することをお勧めします。

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Posted: 水 - 9月 28, 2005 at 11:27 午後       |

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