中枢刺激薬に関するFDA諮問委員会勧告　委員による勧告理由の報告


先日よりお伝えしています、中枢刺激薬の循環器系副作用に関するFDA諮問委員会からの勧告について、委員の１人であるSteven E. NissenがNew England Journal of Medicine に寄稿しています。
全文がPDFで閲覧可能です（無料）。
NEJM -- ADHD Drugs and Cardiovascular Risk

またBioToday では、同記事の日本語による抄録を、これも無料で公開されています。清宮さん、いつもありがとうございます。
BioToday.com-【NEJM】注意欠陥多動性障害（ADHD）の治療に使用する興奮剤の添付文書に心血管リスクに関する黒囲い警告を追加すべきとFDAの諮問委員会が勧告した理由

まとめるまでもなく、上のリンク先読んでいただければ、と思います。

詳細はおよそこれまで伝えられていた通りですが、ポイントとしては

・メチルフェニデートなどの循環器系副作用のリスクは、どの程度深刻であるのか現時点ではわかっていない部分がまだ多い。
・しかしアメリカにおける中枢刺激薬の処方件数は非常に多く、無視することはできない

ということになるでしょうか。
今後更に詳細な研究がなされることが期待されます。

関連する記事の一覧はこちらに
注意欠陥多動性障害（ADHD）治療薬　関連記事一覧 (2006.3.13)

Posted: 火 - 3月 21, 2006 at 03:36 午後       |

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