せき止めシロップの効き目は砂糖水程度?


Pediatrics 誌に、OTC咳止め薬に含まれる成分であるデキストロメトルファンとジフェンヒドラミンの鎮咳と安眠の効果は、プラセボの砂糖水と同程度でしかないとする論文 が掲載されました。
日本語の情報はこちら(exciteニュース )。

デキストロメトルファンとジフェンヒドラミンの両方を含む咳止めのOTC薬 は、日本では発売されていないと思います。と思ったら１つありました(キッズバファリンせきどめシロップs )。それぞれ一方だけを含む咳止めや風邪薬は多数発売されています。
咳止め薬には、リン酸ジヒドロコデインという強力な薬物が配合されていることもあるため、そちらではまた異なった結果となるかもしれません。ただしコデインは乱用されることも多い薬物ですので、僕なら自分の子どもには使わないと思います。

この論文で示されているのは、咳止めの無効性といよりも子どもの被暗示性の高さ(＝プラセボの効果の高さ)であるような気もします。「痛いの痛いの飛んでけー」だけでも十分有効なことがありますもんね。

ちなみにジフェンヒドラミンはOTCの睡眠改善薬の成分だったりもします。

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Posted: 土 - 7月 17, 2004 at 11:00 午後       |

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